アクセサリーに使われる金属の種類・特徴 アクセサリーに使われる金属の種類・特徴

アクセサリーに使われる金属にはいろいろな種類がありますが、

今回はそれぞれの特徴についてご紹介いたします!

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アクセサリーに使われる金属の種類・特徴

アクセサリーに使われる金属の種類・特徴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

1.アクセサリーに使われる金属の種類
1-1 真鍮

1-2 チタン

1-3 シルバー

1-4 ステンレス

1-5 ゴールド

1-6 プラチナ

 

2.選び方

2-1 金属アレルギーの起きにくいもので選ぶ

2-2 手入れのしやすさで選ぶ

2-3 値段で選ぶ

 

まとめ

 

1.アクセサリーに使われる金属の種類

1-1 真鍮

銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金で、金管楽器や5円硬貨などにも使用されています。

見た目が金色で美しく、酸化するとアンティークな味わい深い色合いに変化するので

デザイン性の高いインテリアでも多く利用されます。

 

■真鍮のメリット

・金のような美しさから酸化して黒ずむとともに重厚感が出てくる色合いの変化

・比較的高い耐久性

・低価格

 

■真鍮のデメリット

・汗や水分によってさびやすい

 

■真鍮のお手入れ方法

・お手入れ方法①「クエン酸」または「お酢」に漬ける

食用酢を皿などに注ぎ、アクセサリー全体を漬けたら2~5分待ち、

水洗いして柔らかい布でしっかりと水分を拭く。

お酢のにおいが気になる方は100円均一などに売っているクエン酸がおすすめです。

クエン酸を使用する場合は、耐熱容器に熱湯を入れ、

アクセサリー1つにつきクエン酸をティースプーン1杯ほど入れてそのまま置きます。

キレイになってきたらお酢と同様に水洗いしてから柔らかい布でしっかり水分を拭く。

 

・お手入れ方法②「重曹ペースト」で磨く

重曹と水を2:1の比率で混ぜ合わせてペーストのような状態にして、

アクセサリー全体を重曹ペーストで磨く。

 

これらの方法でちょっとした黒ずみや錆びならキレイになります。

 

1-2 チタン

軽い・強い・錆びない、高品質かつお手入れが簡単な金属です。

プラチナやゴールドに比べると値段が安いので、持ちがよくなるべくお値段を抑えて

購入したい場合おすすめです。

 

■チタンのメリット

・軽い

・金属アレルギーを起こしにくい

・水・汗に強い

・錆びにくい

・温泉もOK

 

■チタンのデメリット

・他の金属に比べ色味がやや暗めに仕上がる

・加工に専用の工場などが必要なのでリメイク、サイズ直しが難しい

 

■チタンのお手入れ方法

ほぼお手入れ不要ですが、乾いたやわらかい布で拭いてください。

汚れや黒ずみが気になったら、水洗いしてください。

 

1-3 シルバー

アクセサリーによく用いられるのは「シルバー925」です。

「925」は含まれる銀の含有量を表していて、「純度92.5%」の銀、という意味です。

シルバーの場合は、純度が高ければ高いほど柔らかく、強度が弱まってしまうため、

多くのアクセサリーメーカーでも、強度を保てるようにシルバーより硬い金属を混ぜた

「シルバー925」が用いられることが多いです。

 

■シルバーのメリット

・柔らかいので簡単にサイズ調節ができる

・錆びにくい

・金属アレルギーを起こしにくい

・高級感のある色と輝き

 

■シルバーのデメリット

・表面に小さな傷が入りやすい

・黒ずみやすい

 

■シルバーのお手入れ方法

黒ずみや傷を防ぐため、ぶつかったり空気になるべく触れないように

一種類ずつ密閉容器に入れるとキレイな状態を保てます。

それでも汚れや黒ずみが気になってきた場合は、以下の方法で自宅でも

ピカピカにすることができます。

 

①耐熱容器を用意し、内側にアルミホイルを敷く。

②重曹を大さじ1杯程度入れ、そこへアクセサリーを置く。

④アクセサリー全体が十分浸るように熱湯を注ぐ。

④泡が出てくるので、しばらく放置する(5分程度)。

⑤水洗いし、柔らかい布でしっかりと水分を拭く。

 

1-4 ステンレス

鉄が主成分で、これにクロムやニッケルを含めた合金鋼で作られており

錆びにくく傷つきにくいのが特徴です。

 

■ステンレスのメリット

・汚れ、熱、酸、酸化、腐食などに対する強度が高い

・金属アレルギーを起こしにくい

・低価格

 

■ステンレスのデメリット

・塩分(汗や海水)には弱いので、早めに洗い流す必要あり

・硬いのでシルバーのような繊細なデザインは作りにくい

 

■ステンレスのお手入れ方法

汗や海水などが原因で錆びてしまうことがあるので、しっかり洗い流しましょう。

 

1-5 ゴールド

高級感、存在感抜群で、幅広い層に人気がある金属です。

柔らかいので他の金属と混ぜ合わせることでピンクやイエローなど様々な色合いにできます。

金の配合率、純度の違いで、10金や18金などの種類があります。

・K10(10金):素材の成分41.7%以上が金、残り58.3%以下が銀や銅などが混ざっている合金

・K18(18金):素材の成分75%が金、残り25%が銀や銅などが混ざっている合金

 

■ゴールドのメリット

・傷つきにくい(ピンクゴールド > イエローゴールド > プラチナ)

・高級感がある

・肌なじみが良い

・カラーバリエーションが豊富

 

■ゴールドのデメリット

・高価格

・プラチナより若干変色しやすい

 

■ゴールドのお手入れ方法

 乾いた柔らかい布で拭きとることで大体の汚れは落ちますが、

 汚れが気になる場合は水で薄めた中性洗剤を布に含ませ軽く磨くとキレイになります。

 ※中性洗剤を原液のまま使用して磨くと色味が落ちてしまう可能性があるので、

 必ず薄めて使用してください。

 

1-6 プラチナ

プラチナはとても希少性が高いのでお値段は高いです。

色味が白く美しいことと、柔らかい金属なのでダイヤモンドとの相性が良く

結婚指輪として選ばれることが多いです。

 

■プラチナのメリット

・金に比べると変形しやすいが、傷が付きにくく頑丈

・変色や変質に強い

・お手入れをあまりしなくてもキレイな状態を保てる

 

■プラチナのデメリット

・重たい

・高価格

 

■プラチナのお手入れ方法

黒ずみが気になったときは、シルバーと同様に重曹を使ってキレイにすることができます。

 

①耐熱容器を用意し、器の形状に沿ってアルミホイルを敷く。

②重曹を大さじ1杯程度入れ、そこへアクセサリーを置く。

④アクセサリー全体が十分浸るように熱湯を注ぐ。

④泡が出てくるので、しばらく放置する(5分程度)。

⑤水洗いし、柔らかい布でしっかりと水分を拭く。

 

尚、宝石が付いているもののお手入れには注意が必要です。

宝石の種類によっては、水に弱いものがありますので、

水分を含まない乾いた布でふき取る程度のお手入れを行いましょう。

 

【水に弱い宝石例】

・ エメラルド
・ターコイズ
・ オパール
・真珠
・こはく
・ラピスラズリ
・トルコ石(ターコイズ)

 

 

2.選び方

2-1 金属アレルギーの起きにくいもので選ぶ

 

【金属アレルギーの方でも使える可能性のある素材】

・ステンレス

・チタン

 

【比較的金属アレルギーになりにくい素材】

・真鍮

・プラチナ

・金

・シルバー

 

2-2 手入れのしやすさで選ぶ

・チタン

・ステンレス

 

2-3 値段で選ぶ

・チタン

・真鍮

・ステンレス

 

まとめ

正しいお手入れをしておけばどの金属でも長く愛用することができます。

お気に入りのアクセサリーはなるべくこまめにお手入れしていきましょう!

上記の方法で何度お手入れをしても輝きが戻らない場合はアクセサリーの洗浄、

お手入れをしている業者に持参しましょう。


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